ごめんね。もう二度と
馬に生まれて来ないで

いつか そんな言葉を変えられる日まで

Retouch(リタッチ)とは?

◆引退馬から肉用馬となった馬の救済◆

皆様と共に馬たちに生きる道を…

皆様、はじめまして・・・
私は、Retouch(リタッチ)の代表を務めます 野口佳槻と申します。

Retouch(リタッチ)は、引退した競走馬たちが肥育場(肉にするために肥らせる場)で過ごしている馬たちを救済し、乗馬として活躍できる機会を提供することを目的とした支援団体として、活動を行っています。また、Retouch(リタッチ)という名称は、「(馬に)再び手を差しのべる=リタッチ」という意味を込めて名付けられました。


肥育場で過ごす⾺たちの様⼦

競馬産業は、毎年7000 頭以上のサラブレッドを生み出し、多くの馬たちの活躍がたくさんの競馬ファンを魅了します。その人気を担ってくれているのがそのサラブレッドでもあります。しかし、競走馬の引退後の馬たちには厳しい現実が待っています。つまり、競走馬として活躍したサラブレッドの多くは、肥育場に送られその後は屠殺され肉として流通します。それが華やかな競馬舞台の裏側で起きている現実でもあります。

普段から、肉や魚を食べて生きている私たちにとって、"馬だけの命を救うこと"に違和感を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、私は馬が好きで"そこに救える命"があるなら、それを行動に移すこと。それに尽きます。そして、「それらに賛同して頂ける方が多ければ多いほど、その救える馬の数は多くなる!」そういう気持ちで、Retouch(リタッチ)活動を進めております。

競走馬として活躍しているサラブレッドは、食用として飼育される動物とは性質が異なり、競走馬は「走らせるために産ませてきた」という背景に、人間の都合や期待が大きく関わっているものと承知しています。そのため、走るというフィールドだけで、その結果を残せなかった馬たちが「肉にされる」という現実は、本当に心が痛むものです。例え、早く走れなくても「おとなしく人を乗せて乗馬の楽しさを私たちに提供できる馬」「障害物を飛越し、馬術競技馬としてのセンスを持つ馬」「ホースセラピーや観光乗馬に最適な馬」など、それぞれの馬の個性や特性を伸ばし、それを評価すれば生きていく道は広がると考えています。やはり、命を大切にする思いを持ち続けることは重要だと考えているからです。

しかしながら、同時に「かわいそうだから馬を救う」という発想だけでは、持続的な活動には限界があるのも事実です。競馬の役目を終えて肉用馬として過ごすことを強いられた馬たちに、手を差し伸べ、乗馬という新たな舞台で活躍できる機会を与えることで、彼らの一度きりの人生(馬生)を少しでも長く豊かに過ごしてもらいたいと私たちは考えます。そして、人と馬、お互いの関係を通じて「幸せ」を感じられる瞬間を共有できることを強く望んでいます。

「馬を癒すことによって、私たちが逆に馬から癒されている」「私たちが馬に教えていると思っている間に、実は馬たちから多くのことを学んでいる」という体験は、日々の中で多くあります。誰かのため、何かのために行うという事ではなく、お互いが「今を生きるために支えあう事を共感」し合えることこそ、このRetouch(リタッチ)活動を通じて、共感して頂ける皆様と共に、命に寄り添いながら、これからも活動を続けていきます。皆様と一緒に、この活動を広めていきながら、"引退馬の行く末""引退競走馬の余生"が、馬たちにとって安心できるものになるまで、Retouch(リタッチ)活動は進めます。

令和6年10月17日
Retouch(リタッチ)代表 野口 佳槻

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