皆さん、いつもRetouch(リタッチ)の馬たち、またRetouchの支援活動に興味を持っていただき、応援サポート誠にありがとうございます。
このRetouch(リタッチ)の代表を務めさせて頂いている野口佳槻と申します。
さて、まず今日は3つの報告があります。
- YouTubeは、皆さんのご協力もあり令和6年9月22日現在、開設から約2ヶ月で4780名の方にチャンネル登録を頂きました。
- 令和6年10月13日のRetouch(リタッチ)馬の見学会は、既に20名以上の方にご参加頂いております。ありがとうございます。
- この毎月のRetouchのメンバー様の増加だけでなく、単発でのご支援も大変多くの資金をお預かりいたしました。
最近では、夜寝る前の楽しみとしては、YouTubeにより頂きました皆様からのひとりひとりのコメントを拝見させて頂いており、皆様からの応援メッセージ、共感メッセージ、時には違った反対意見なども頂き、こうしてYouTubeでの配信により様々な意見交換がなされます事を大変うれしく思っております。
さて、令和6年9月22日現在、計8頭の馬たちが皆様によりその命が救われました。千葉県山武市に在厩する「ハル・パヴォーネ・ケン・エル」号に加え、大阪府河内長野市に在厩する「ノア・ハオ・ブライト・ピノ」号の計8頭の馬たちが在厩しております。9月も下旬になり少し涼しくなってきた事、また令和6年10月13日に千葉県山武市で開催されます、『Retouch(リタッチ)見学会』も予定していることから、9月下旬までに大阪府河内長野市にあるホースレストで過ごす4頭を千葉県山武市の東関東馬事高等学院の施設に移動いたします。
この8頭みんなが顔を合わす事を私個人的にもすごく楽しみです。しかし、この子たちが肉用馬となり肥育場で過ごしていた場面を実際に見ていただけに、本当に皆様に感謝しかありません。こんなに個性たっぷりで、愛嬌たくさんの馬たちが死ぬまでのカウントダウンを強いられていたこと、今のこの子たちの表情からはとても信じられません。
しかし、残念ながら救えなかった子が存在するのも事実で、肥育場の厩舎が馬たちでいっぱいであった厩舎が、次に行く頃にはガラガラになっていると、半端ない絶望感でいっぱいになります。手が届きそうで届かなかった。本当に申し訳なさが残ります。
私が、お付き合いさせて頂いている肥育場さんの多くは、馬が入厩すると都度連絡があります。肥育場さんが悪いわけでも、ト殺場とされる食肉センターが悪いわけでもありません。誰が悪いとかの次元の話ではなく、『命をかけて競走馬という役目を担ってきた馬たちが必要なくなったから肉』それは、あまりにも違うと思う私の感想です。
私自身、肉も魚もいただきます。事実、これまで生きてきた中でたくさんの命を頂き、今日まであるのは事実です。ですから、『なぜ、馬だけ救うの?』と言われてしまえば、確かに自分でもその答えがわからなくなります。しかし、『必要なくなったから、お肉へ・・・』が、そうしても不意に落ちない。ただそれだけです。
競走馬として有名馬になれなかったから、お肉にするだけの選択肢ではなく、まだまだこの子たちは、乗馬の世界や観光、癒し活動、ホースセラピーとしても活躍できる場はたくさんあると思います。その過程の中で、大切にして頂ける個人のオーナーと巡り合い、最期まで馬の人生を全うできる子が1頭でも多く増えてくれたらと願っています。そして、この子たちを二度と同じような目にあわせないためにも、皆さんと一緒に私もやれることを全力でやり実行して参ります。
さて、令和6年度も9月で上半期となります。昨年11月にRetouch(リタッチ)の前代表から、代表を預かり進めて参りました。この上半期では、新たに8頭の馬たちを救い出すことができ、そして無事に全ての馬たちが順調に過ごしてくれています。まだ、収益化には満たしておりませんが、YouTubeの開設から2ヶ月で5000名近くの方からのチャンネル登録。さらには、Retouch(リタッチ)での支援者様の増加もあり、令和6年10月末までには、入会金や会費、支援金における収支報告もこのサイトにて行います(有料会員様への限定公開)そして、これらの収支を皆様と共有することで、継続的な馬への支援・救済・サポートをおこなってきたいと考えています。
今後は、さらなるRetouch(リタッチ)有料会員様の増加促進、ならびにYouTubeの収益化、またこの子たちを大切にして頂ける個人オーナー様(里親様)を探し、この子たちの第2、第3の人生をしっかりと歩んでいけるよう、Retouch馬における新所有者様との売買契約内の規約改定や、新しく肥育場から馬たちを受け入れる体制づくりをより一層考えて参りたいと思います。
今現在、有料会員様の方は、今一度可能な範囲で"会員のランクアップを!"。そして、今現在無料会員様でご登録されていらっしゃる方には"是非、有料会員へのご移行を!"を願いしたい次第でございます。間もなくではございますが、一旦、無料会員様のアカウントは、ご案内のとおり当方にて"アカウント削除"とさせて頂きますが、せっかくの機会とご縁ですので今一度、"有料会員へのご移行"により、一緒に継続して肥育場で過ごす馬たちを救って頂きたいと願います。~お願いします~
最後になりましたが、この9月・10月は、特に未勝利だった馬が次々に見切りを付けられて、肥育場にやってくる時期でもあります。
私と致しましては、この9月下旬~10月にかけて再度、肥育場から馬の受け入れを行いたいと思います。もちろん、予算の関係もあり、やみくもに馬を増やすことはできませんが、それでも可能な限り1頭でも多くその馬たちに手を差しのべてあげたいと考えます。どうか、これからも皆様と一緒に、このRetouch(リタッチ)を続けていきたいと思います。
まだまだ残暑残る時期ですが、当方の関係者一同、しっかりと取り組んで参ります。皆様もお体を大切に、今後の活動を支え、見守って頂けたらと思います。今後とも、引き続きRetouch(リタッチ)をお願いいたします。
令和6年9月22日
Retouch(リタッチ)代表 野口 佳槻