Retouchメンバーの皆様へ
Retouchの代表の野口です。メンバーの皆様はいつも、Retouchを支えて頂き本当にありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、前代表の林氏から私がRetouchを引き継いだ令和5年11月、「ハルくん」と「パヴォーネくん」を肥育場から保護することができ、その後、令和6年には"15頭の馬たち"を皆さんと共に救い保護することができました。さらに、肥育として管理されていたポニー3頭の命も、無事にオーナー様が見つかり、昨年までに「20もの貴重な命」を繋げることができました事、改めて皆様に感謝申し上げます。
さて、令和7年1月。新しい年の幕開けとなり、皆様にご支援・ご協力いただいております「Retouch」を、皆様方のお力を借りながら、より一層前へ進めて行くためにも、今年も様々な取り組みへと挑戦していきたいと考えております。私がこの「Retouch」を通じて目指すもの、それは『競走馬として活躍した引退競走馬を肥育用途への変更ではなく、国内における馬産業の活性に繋げる利活用』そのものです。
現在は、「Retouch」を支えて頂いている皆様からの寄付や支援によって、この「Retouch」の活動を前に進めていく事ができます。いつの日か、そうした寄付や支援が無くても、"引退競走馬たちがその後も幸せに生きることができるシステム"が構築され、「Retouch」の解散こそが、私が目指すゴールの姿でもあります。
この年末年始、少しだけ動画配信等をお休みさせて頂き、その間にこれからのRetouchの活動において最重要となる"現在の引退競走馬の状況""年間の肥育場を通じて屠殺されてしまう頭数"など、様々な情報を収集し、その整理にあたっておりました。また、昨年のTwitterやYouTubeの配信において"皆様からのコメント"を再び拝見させて頂き、"情報の収集、分析、配信の在り方"についても考える時間が取れた年末年始ではありました。
単に「引退競走馬を救う」というだけでなく、それらをどう活かし人間と共存していく事ができるのか、彼ら自身が「収益性を担保していくにはどうすべきことが必要か」1つ調べると、2つの課題が生まれ、そしてまた1つ調べると、2つの課題が生まれ、むしろ解決どころか、着手する前より"やるべきこと"が増えてきました。
それだけ、この引退馬の問題は難しいことに直面し、しかし私としては、この「Retouch」の皆様と共に、そこに進んでいきたい思いでございます。この令和7年、引き続き、皆様とRetouch活動を進めて行きたいと思います。どうか、これからもよろしくお願いいたします。明日、1月5日は、大型連休最終日でもあります。『Uターンラッシュ時の交通事故』、そして今流行である『インフルエンザ』など、十分にお気を付けください。これからも、Retouch、そして馬たちをよろしくお願いいたします。
令和7年1月4日
Retouch 代表 野口佳槻