報告レポート③
皆さんが救ってくれた肥育場からの引退馬に会える!乗れるツアー/引退馬の森
皆さん、いつもありがとうございます。
第3回目のツアーが2月16日に開催されました。過去2回の流れとしては、引退馬の森の野外騎乗中に参加者様と個別でお話をする機会がありました。今回は平日ということもあって参加者様も少人数だったため、ゆっくりとお話をしようと思っていました。
当日は天気が良くて温かい気候でしたが、数日前の雪や雨の影響で引退馬の森の地面がぬかるんでおり、人を乗せた馬が歩くには危険な状態とスタッフさんが判断されたため、森の中の乗馬は中止となりました。予定変更の流れをスタッフさんと相談をしようと思ったのですが、バジガクのスタッフさん達の行動力や対応力が素晴らしく、私が何か意見を言う暇すらなく、対応策が決まりました。さすが野口学長が信頼をしている方々の力は凄いなと改めて思いました。
それからいつも通りに馬達と触れ合っているうちに時間になり、支援者様と会員様が次々と到着されました。部屋に集まっていただき、ご挨拶をさせていただいた後、森での乗馬体験が中止になったことをご報告させていただきました。多くの参加者様が森の中を乗馬体験することを楽しみにしておられていたため、大変残念ではありましたが、馬が転んでしまったら人も馬も命に関わってしまうことをご説明させていただきましたところ、皆様快く受け入れてくださいました。自分のこと以上に馬の安全にご理解をしてくださる方々ばかりで、とても嬉しかったです。
早速、引退馬の森に移動しました。
今回は建設中の厩舎エリアを見学していただきましたが、厩舎の中には馬房が選べられており、とてもキレイで広々とした厩舎になっていました。
その中を野口さんが案内してくださり、これから電気設備などを整えていくとのことで、完成がとても楽しみになりましたが、話をしている野口さん自身が一番楽しみにしていることが伝わってきました。厩舎周りにも広々とした放牧場と運動場が完成間近の状態で、真っ白でキレイな柵が並んでいました。
その周りも案内してくださった後にメイン放牧エリアに移動をしました。
そこには、ブラザーベアーとモプシーが放牧をしていました。
到着した時には2頭でもゴロゴロして遊んでおり、体が土だらけになっていました。
スタッフさんの心境としては「キレイにしていたのに・・・」という雰囲気でしたが、参加者様はそんな様子も楽しんでおられるようでした。
外乗がない分、2頭との触れ合いとオヤツの時間をたっぷりと取りながら参加者様同士の会話も弾んでいました。
それから学校に戻り、保護した馬達のトレーニングの成果をお披露目するのですが、今回は馬装の段階から見学して頂いて皆様へお披露目をしました。そして、引馬を体験して頂いた後、保護した馬達にニンジンをあげてもらいました。時間がまだあったため、野口さんがサプライズでフロリダパンサーとバジガクモミジを順番に放牧に出してくださったことで、皆様大変喜んでおられました。そこから軽く厩舎を案内させていただき、終了の時間となりました。
今回は森の乗馬体験ができなかった分、たっぷりと馬との触れ合い時間を取ることにしましたが「馬を初めて触った」という方もおられたので、とても良い体験をしていただけたのかなと思いました。帰り際に「今度機会があれば森の中を乗馬したいです!!」とおっしゃっていた方がおられましたので、野口さんと相談をして、何かの形で遊びにきていただけるようにできたらと考えております。
ご参加していただきました皆様、ありがとうございました。
皆様に可愛がっていただいた馬達が二度と悲しい思いをせず、幸せな馬生を送れるように精一杯サポートしていきますので、今後ともよろしくお願い致します。